Produce101 シーズン2の最終順位発表式で4位という高順位にランクインし、晴れてワナワンとしてデビューが決まったキムジェファン。
私は、キムジェファンが4位だったことを、リアルタイムで視聴してから、とにかく不思議に思っていた。

確かにやたらと歌はうまいし、ギターも弾ける。昔SBSの公開番組「神の声」で優勝したらしい。
でも4位って、できすぎじゃない?
シーズン1でI.O.Iとなったチョンハも4位だったけど、彼女は歌もダンスの実力も兼ね備えてて、そまでの評価ステージでも、断然光っていたから納得できた。
私は、なぜ彼が、キムジェファンが最終4位まで上り詰めることになるのか、それが知りたくてたまらなくなった。

それからは日本のMNETの追いかけ放送の1週間が待てなかった。
土日を使っては、インターネット上に散らばるプデュ2の放送を字幕なしで一気に見た。
私は韓国語を習って10年近く経つけれど、実力は中級から上達していない。
それでも、とにかく必死で聞き取りをして見た。
そして、プデュ2に関するネット記事も、片っ端からとにかく読んでみた。
そのほとんどが、カンダニエルやパクジフン、そして遅れてきた先輩アイドルニューイーストに関する内容だったけれど、私がプデュを取り巻く状況を理解する手助けをしてくれた。

そして番組だけでなく、公式youtubeの映像も、繰り返し、繰り返し見返した。
レベルテスト、Skyfallのカバー、ソリソリ、ソナギ、NEVER、Hands On Me...。
評価ステージでは、すべての歌でメインボーカルを務めるキムジェファンを見ているうちに、私は不思議な感覚にとらわれてきた。それは、彼の表情があまりにも舞台の上と練習室では違って見えたから。

ナヤナが踊れなくて、夜更けの練習室で泣きべそをかいていた彼。
ソリソリではぎこちないながらも、必死にダンスをマスターし、得意の歌のサビの部分で練習生も、客席も驚かせた高音を披露した彼。
ソナギでは、全員一致で選ばれたメインボーカルとして、抜群のアドリブとボーカルテクニックで歌をまとめた彼。
Neverでは、これまでで最も難易度の高いダンスを踊りながら、その後の彼の代名詞となったハイトーンボイスで作曲家やトレーナーの度肝を抜いた彼。
レベルテストで妙なダンスを踊って、BOA代表の口を尖らせた彼の面影は、もう最終選考に残った時には見えなかった。

キムジェファンの表情変化は、「スンオル(純粋な顔)」と「バンオル(放蕩な顔)」に分けられる。
この180度違う表情は、彼の持つ魔法なのだ。

なぜキムジェファンは最終的に4位にランクインしたのか?
並みいる実力者の練習生を差し置いて、なぜ?

それは、きっと韓国でも、彼の魔法にかけられた国民プロデューサーが多かったからのではないか…と。

そう、私と同じように。



映像出典:Mnet@Youtube


映像出典:Mnet@Youtube